トレチノインを使用できない人

鏡を見て、肌を気にする女性

レチノールは美白化粧品や、アンチエイジング化粧品に多く含まれる成分です。
ビタミンAの1種であるレチノールは、シミやシワのケアに向いていると言われています。
しかし、ビタミンAは肌への浸透力が低く、レチノールであっても美白やアンチエイジング効果は薄いのが現状です。
よりビタミンAを肌に浸透しやすくした、ビタミンA誘導体「トレチノイン」はレチノールの約100倍もの効果があると言われています。
トレチノインは浸透力に優れており、肌の一番奥にある基底層という部分にも作用します。
肌細胞の分裂を活発にし、どんどん新しい肌細胞を作り出すのが、トレチノインの主な効果です。
肌細胞が新しく生まれ変わる事で、細胞に沈着していたメラニン色素の排出を促し、シミを解消してくれます。
肌細胞自体が活発化するので、肌にハリや弾力をもたらすコラーゲンの生成を高め、シワやたるみも軽減する事が可能です。
この他に、ニキビの治療にも用いられるなど、トレチノインはオールマイティに使える外用薬として、多くのクリニックで処方されています。
ただ、効果が高い外用薬ですので、使用するにあたって注意したい点もあります。
妊娠中・授乳中・近いうちに妊娠したいという方は、トレチノインの使用は控えましょう。
ビタミンA誘導体の内服薬もあるのですが、妊娠中の女性が服用した事で、胎児に異常が出たという報告があるのです。
ビタミンAは細胞をどんどん分裂させる為に、必要不可欠な栄養素です。
ですが、過剰に摂取してしまうと 口唇口蓋裂・心臓や血管の異常・目や耳の異常のリスクが増加してしまいます。
トレチノインは外用薬ですので、直接の因果関係ははっきりしていません。
ですが安全性の為、妊娠中・授乳中は使用を避け、トレチノインで治療をしている期間は、避妊をして対処しましょう。